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大久保 牧夫
JAERI-M 6034, 25 Pages, 1975/03
中性子共鳴領域での多重散乱の影響を調べるために、タングステンの補獲、散乱各イールドを、Li-Liグラスシンチレータを用いて、リニアックの中性子飛行時間スペクトロメータで測定した。一方、モンテカルロ法プログラムを作成し、試料中の中性子の振舞のシミレーションを行い、補獲、散乱イールドを計算した。計算値と実験値の比較では、かなりよい一致を得た。実験及び計算によると、共鳴エネルギーに於る補獲イールドは、試料が薄いときはピークをなし、試料を厚くしていくと逆にディプになる。この飽和現象を中性子が試料中で補獲されるまでに動く行路程の分析から解明した。また飽和補獲率の値からn/の値を推定する新しい方法を議論した。